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カペラSは例年、超ハイペースになりやすいレースです。勝ち時計も1分9秒台に突入しやすいですが、ここまで速くなると外を回すロスが響きます。「中山ダート1200mは外枠有利」の定説に反して、内枠の方が優勢です(このレースに限らず、道悪になると中山ダート1200mは内枠有利になりやすくなります。知らなかった方は調べて確認してみてください)。内に逃げ馬が固まりましたが、今年は逃げ馬の頭数がさほど多い訳ではなく、想定よりも緩む可能性もなくはなさそうです。前の馬もカバーしつつ、差し馬を狙います。
◎11.アティード前走で復調気配を見せました。久しぶりにこの馬らしい速い上がりをマークしましたが、最後はインで前が壁になっており、前走はもっと上の着順に食い込めたはずです。2.3走前は折り合いを酷く欠いていたので度外視。中山で3勝クラスを突破して、ジャニュアリーSも勝利している通り、中山を得意としています。折り合いがカギになるだけに、脚を溜めるのが上手い田辺騎手に戻るのは大きなプラス材料。やや外枠を選ぶしかなくなったのは不安もありますが、人気も人気なだけに思い切って本命とします。
○7.スズカコテキタイ陣営が「先週は気持ちの乗りが今いち。それで今週は岩田康騎手に乗ってもらって追い切った。ガツンとくる感じがなく、1度使ってから良くなりそうな感触。割引は必要」と弱気なのはかなり気になる材料。とはいえ、乗り込み量は豊富なので普通に走ってくる可能性も十分あるでしょう。持ち時計も上位で、良馬場も得意です。「イン突き」が代名詞の岩田康誠騎手が乗るのは好材料。ほぼ確実にインを狙ってくれるはずです。
▲4.デュアリスト近走は控える競馬で新境地を拓きました。前走は直線でごちゃつきましたが、よく確認すると終いの伸び脚は1番。59キロでこの内容ですから、57キロに戻ってパフォーマンスを上げられれば。前々走こそ伸びひと息でしたが、3走前は勝つ寸前まで追い詰めました。イン差しが叶う枠で恵まれるはずです。
△3.テイエムトッキュウ逃げて残す可能性があるならこの馬でしょうか。600m通過32秒台は未経験ですが、重馬場では33.1秒で逃げたことがあり、2着に残しました。良馬場での持ち時計も1.10.0とアティードと同じです。テンが速いので、あっさりとハナを奪ってそのまま、という可能性も少なからずあると考えています。
4頭の馬連BOXを買いつつ、アティードからのワイドを流しても配当を確保できるレース。的中と配当の両面を確保して購入します。
以下は買わない馬について。
1.ピンシャン近走は惨敗ばかりで手が出にくい。2.メタマックス前走は芝並みのラップで逃げ切りました。非常に優秀な逃げ切りだったので、本来、適性は1400mの方があるのかもしれません。1200mで通用するには時計短縮が必要。前走を1400m適性ではなく、成長だと考えれば、買っても。5.ラプタス前走・JBCスプリントでは行く馬が揃っていましたが、この馬が逃げるとは思えませんでした。地方交流重賞ばかり使っているので評価が難しいですが、成績は落ちているので衰えはありそうです。中山ダートは1度しか使っておらず、その時が惨敗。急坂で逆噴射している通り、坂の存在はマイナスではないでしょうか。6.アイスリアンここ2走、枠や展開に恵まれてはいます。特に前走は、馬群を上手くさばく好騎乗が光りました。前々走のラスト1Fが12.5秒という点からもう少し時計短縮はできると思いますが、恵まれた前走がギリギリだったことからやや足りないと判断しました。8.オーロラテソーロ前走はまだ余力あるラップでしたが、中山成績がひと息。究極の前傾ラップになる中山は向かなそうな印象を抱いています。9.オールアットワンスダートと関連性の高い新潟芝1000mのアイビスサマーダッシュを勝利。とはいえ、初ダートで重賞では買いにくくて……。10.タガノクリステル道悪ダートを得意としている馬なので、良馬場になるのがどうでしょうか。購入を検討していましたが、馬柱を眺めれば眺めるほど、良馬場では怪しく見えてきて……。12.ベルダーイメル初の1200m。超前傾ラップになるようなここで位置を確保できるのか、また、確保できたとしてインまで潜り込めるのか、甚だ疑問だと言わざるを得ません。13.チェイスザドリーム逃げ・先行馬ですが、ハナを奪いきらないと外を回されてなし崩し的に脚を削られそうな枠。中山適性はあるのでロスを防げれば、チャンスはありそう。ですが、逃げ馬で買うのはテイエムトッキュウのみと決めています。14.オメガレインボーカペラSでは過去2年、5.3着ですが、岩田康誠騎手のイン突きで好走したものです。前走に関しては前が壁になりました。脚はあったので勿体ない競馬に。前々走はやや力んだ分の失速。通用しますし、57キロに減るのは良いですが、外を回してきそうで……。15.カイザーメランジェダートは若い時に惨敗ばかり。笠松で初勝利を挙げましたが、基本的にダート適性はないのでしょう。16.リュウノユキナ内枠を引くことの多い馬が、今回は大外枠。力は通用しますが、今回はテンに主張しない柴田善臣騎手鞍上で、中途半端な位置で外目を回されて伸びあぐねそうな気配がプンプンしています。外枠有利という認識のギャップから1番人気なのでしょう。展開面で不利を被って飛ぶと予想しています。
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