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中山芝1800mは初角まで205mしかないコースなので内枠圧倒的有利。能力では上位人気3頭が強いと思いますが、枠や位置取りの差で多少紛れがあっても。また、先週は外差しが比較的決まっていましたが、超高速馬場だったので速い上がりを使える馬が有利だった側面があります。中山芝は金曜時点でクッション値が9.7まで下がりました(先週日曜は10.5)。先週よりは内枠先行有利のバイアスが強く出ると予想しています。
◎1.ジーゲルジーゲルの新馬戦はラスト2Fが10.7-11.1と相当な速さでした。超スローとはいえ、ラスト4Fも45.9秒だったので高いレベルにあったと見て良いでしょう。3着馬には4馬身差を付けています。スタートこそ出遅れましたが、二の脚の速さでハナに立ちました。小柄で脚の回転が速いので、中山コースはプラスに働きそうです。最内枠からの逃げか先行策を選べば、ウイントレメンデスやグラウンドビートを撃破しても全く不思議ではありません。
○7.パーセルペーパー前走のテンの1Fが12.6秒で、このメンバーでは1番テンが速いはずです。前走は1000m通過60.0秒で緩ませるところもないラップで終い甘くなりましたが、ラスト1Fが11.2秒だったので、0.5秒差のこの馬も止まっているという訳ではありません。前々走は出遅れてから二の脚でハナに。緩ませた分、切れ負けしたという印象で、ラスト2Fが11.0-11.2の余力ラップ戦で0.9秒差。ここで人気のウイントレメンデスも出走していましたが、これとは0.8秒差。能力ではウイントレメンデスに劣ると思いますが、中山芝1800mに替わって決め手のなさを補えるのは魅力。また、他の内枠勢も決してテンが遅いわけではないので、ウイントレメンデスやグラウンドビートが外を回される分、位置を悪くすれば、リードを保てる可能性があります。
▲2.ヤマニンアドホック新馬戦はスタートを決めたものの、内枠の2頭の出が抜群で控える競馬に。直線では進路を切り替えるロスがあり、勝ち馬に先に行かれてからその後ろを追いかけました。最後は差を詰めているだけに、ロスが響いた形に。ラスト2Fが11.2-11.3の余力ラップ戦で、スピード能力は十分。陣営は「前向きさが出てきた点で距離がどうかも、中山替わりはいい」と述べています。前向きさが出たなら先行力も伴ってきたのだろうと考えることもできる訳で、2番枠から先行策を取れば粘り込める可能性十分と見ます。
△8.ウイントレメンデス前走はラスト2Fが11.0-11.2の余力ラップ戦で、上がり最速の33.4秒を使っているのですから人気通り能力は上。この枠の並びできちんと先行しさえすれば、上位には来るはずです。
△9.グラウンドビート新馬戦は大外枠から先行策。ラスト2Fが11.0-11.0の余力ラップ戦でしたが、1000m通過が64.4秒の超スローで、上位馬が次走、馬券に絡んでいない点が少し気がかりです。終いに少し甘くなったので、距離短縮は良さそう。
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