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この度、無料予想の機会をいただいた、まぐと申します。今回、ジャパンカップに役立つことは当然のことながら、今後にも活かせる知識を付けてもらいたいという思いを込めて見解文を書きました。どうぞよろしくお願いいたします。
展開:パンサラッサの急遽参戦によって展開は非常に読みやすくなりました。逃げ宣言が出たので、ほぼパンサラッサの離し逃げになるでしょう。2番手に付けるのはタイトルホルダー。他に付いていきそうな馬はいません。
「大逃げの2番手は恵まれる」と聞いたことはないでしょうか。実はこれはデータでも確認できる事実です。【2020-2022年】【芝】【大逃げの馬がいたレース】【初角位置・2番手】という条件でTARGETで調べてみたところ、複勝率36.5%・単勝回収率257%・複勝回収率149%という好成績が出ています。興味深いのは距離が長ければ長いほど好成績だという点です。理由としては……、
大逃げのハイペースに巻き込まれにくい
実質的に逃げで、自分でペースを作れる
折り合いやすくなる
目標にされにくくなる・目標が分散される
などが考えられます。
G1で印象的だったのが、ロジャーバローズが勝った2019年の日本ダービー。スタート後はかかり気味だったロジャーバローズは、大逃げのリオンリオンから離れた2番手に落ち着くと折り合いがピタリ。人気3頭を退けて大金星を挙げました。ロジャーバローズの役割を◎3.タイトルホルダーが担えるだろうと考えました。
◎3.タイトルホルダー超ハイペースの宝塚記念を2番手からレコード勝ちした時は「自分でハイペースを作ってしまえばどこでも勝ててしまうのでは」と感じたほどの逸材。その後の戦績から評価は落ちていますが、状態面などの不安があったのは確か。元々、坂路とコースを併用して調整していた馬だけに、坂路を使えるようになったのは大きいでしょう。調子を戻してきた今回は改めて期待できます。陣営も「高い水準で負荷をかけられた」「前走よりいい」と前を向いています。前走・オールカマーはハヤヤッコがマクってきたことでペースアップ。1000m通過こそ61.1秒ですが、その後がロングスパートになって先行馬不利の流れでした。直線では早めにガイアフォースらが迫ってきましたが、もうひと伸びして2着を確保したのは強い内容。
東京はこなせる水準にはあると考えています。ダービーに関しては外枠から出していくと引っかかってしまいました。それで34.3秒の上がりを使っての0.6秒差なら及第点。今回、33秒台の上がりは不要のレースになりそう。34秒台の半ばから後半の上がりで圏内に食い込める展開になれば。大逃げの2番手に付けられるのも味方してくれるはずです。
○2.イクイノックス天皇賞(秋)は超ハイペースを追走して、さすがに止まるだろうと思って見ていましたが、止まらないという衝撃的パフォーマンス。スーパーホースの異名に相応しい馬です。総合力でナンバー1は明らかだと考えていますが、このようなハイペースになることは稀で、再現性が低いのは間違いありません。とはいえ、スローの瞬発戦になっても32秒台の上がりを使えるだけに、どんな展開になっても崩れることはないでしょう。負けるなら瞬発力比べで4キロ軽いリバティアイランドに出し抜かれるパターンだと考えていましたが、展開的にその可能性も低くなりました。
▲1.リバティアイランドオークスはハイペースで、6番手は決して恵まれた位置だったとは思いません。その位置からラスト2Fを11.6-11.5の加速ラップで駆け抜けました。まだ時計短縮の余地があるとは、末恐ろしい馬です。元々、2.23.1で走っていれば、ジャパンカップでも勝負になる訳なので当然上位評価せざるを得ないでしょう。瞬発力比べになれば、54キロも活かしてイクイノックスを撃破しても不思議ないと考えましたが、今回は持続力の高さも問われそう。オークス、秋華賞共に後半4Fを46秒程度で走っているだけに持続力も高い馬ですが、持続力だけなら上がいるメンバー構成です。
△14.ディープボンド阪神だと勝負どころで手応えが悪くなるだけに、下りで勢いを付けられる京都巧者だと見ています。前走・京都大賞典に関しては外目を回すロスが響くも、終いの伸び脚は1番でした。直線に入ってから追い出せる東京も悪くはないでしょう。フォア賞では何と、33秒85の上がりをマーク。国内でも出したことのない上がりの数字です。今なら東京良馬場で34秒台前半は出せるだろうと踏んでいます(ペースにも撚ります)。レース上がりがかかってくれた方が良い馬なので、展開的にも向くはず。持続力の高さは相当なもので、3頭に割り込むならこの馬の先行策だと考えました。
以下、買わない馬について。
4.スタッドリー前走・ケフェウスSは超ハイペース。大逃げがありましたが、後続もハイペースで差してきたスタッドリーに展開が向きました。地力で差してくるというよりも、バテ差しタイプ。前がバテて止まったところを差してくる馬で、他馬よりも切れ味で勝って差してくるタイプではありません。今後も先行馬が脱落してくるレースで浮上してくるタイプと考えています。5.ドウデュース天皇賞・秋は超ハイペースを先行して失速。再現性が低いレースだったので度外視で構いません。京都記念は1000m通過こそ59.5秒と流れましたが、ペースアップの遅い3F戦に。外をマクる形で大楽勝。やはり溜めた方が終い伸びる馬なのでしょう。日本ダービーのように後方一気の競馬をしてくればチャンスもあるだろうと考えていましたが、武豊騎手が乗れないのはマイナス。戸崎騎手が思い切った待機策を取れるかがカギ。
6.フォワードアゲンオープンクラスでもさほど崩れずに走っていますが、G1では厳しい。瞬発力比べでは分が悪いので、上がりのかかる中距離戦でG3までならどこかで穴をあけても。7.イレジン日本競馬のスピードに対応できるかがカギですが、若い方がトップスピードの衰えがないため、日本競馬に対応しやすいでしょう。その点、セン馬とはいえ6歳は大きく割引。調教後馬体重も464キロと大きくはない馬。ヨーロッパとは勝手が違うだけに厳しいと考えます。8.パンサラッサ繫靭帯炎で休養を挟んだのはマイナス材料。2000mまでなら相当強いのは確かですが、それを超える距離では……。宝塚記念・有馬記念は超ハイペースだったとはいえ、共に2番手を追走していたタイトルホルダーが頑張っているだけに距離面は大幅な減点材料です。9.ヴェラアズール芝に路線変更してからは瞬発力を武器にする馬になりました。その点、昨年のジャパンカップはスローペースになって展開が向きました。瞬発力特化型と見ていて、持続力含めた総合力を求められると厳しいというのが結論です。その点、有馬記念以降は展開が向いていないのも確か。今後の去就については分からないですが、瞬発力比べになる舞台では巻き返せるはずです。10.ダノンベルーガ日本ダービーは差してはきましたが、残り100mで脚色が鈍り、射程圏に捉えていたアスクビクターモアを交わせない結果に。昨年のジャパンカップはスローの上がり勝負になりましたが、こちらも残り200m過ぎから脚色が鈍りました。不利はありましたが、いずれにしても馬券外に飛んでいたでしょう。天皇賞秋は後方待機の2.3着馬にしぶとく食らいついていましたが、2400mはやや長い、というのが結論です。ただ、川田騎手の早仕掛けも目立っています。チャンスがあるとすれば、モレイラ騎手が追い出しを我慢して脚を保たせるパターンでしょうか。基本的には1800-2000mでの瞬発力比べがベスト条件だと考えています。11.トラストケンシン長期休養明け。オープンで好走歴がなく厳しい。12.チェスナットコートオールカマーの大差負けからさすがに厳しいでしょう。13.クリノメガミエース中央1勝で、しかもダートではさすがに力が足りなすぎて……。
15.ショウナンバシット菊花賞は外目を回されたことと、勝負どころで馬群の中で動けなかったことが響きました。ジリジリと伸びてはいます。神戸新聞杯は後半に10秒台を2度刻むというレースになりましたが、インをタイトに回ってくる最高の騎乗はできました。終いに脚色が鈍ったことからも、トップクラスでは切れ味で劣ります。皐月賞では馬場の悪いインをスルスルと上がっていき、直線は外に持ち出す競馬。3戦目も重馬場で勝利している通り、タフな馬場は得意。有馬記念が道悪になるようなら穴で一考できますが、東京の良馬場では厳しいでしょう。なお、最終追い切りは栗東坂路で自己ベスト更新です。
16.インプレスキズナ産駒の牡馬はタフなレースに強いタイプが多いのですが、この馬は瞬発力を武器にしている珍しいタイプ。前走は開幕週で外を回したのは不利ですが、手応えがなくなるのも早すぎました。重馬場が敗因でしょう。新潟記念は出遅れたものの、インで溜めて、直線は最内がガラ空きになるという幸運。恵まれた3着だと考えています。鳴尾記念はボッケリーニに付いていく形でマクっていきましたが、失速。現状、オープンクラスで通用するには、差し有利の展開で、瞬発力を活かせる舞台でなければ厳しいでしょう。17.スターズオンアース最終追い切りはビュイック騎手騎乗とはいえ、南Wで6F自己ベスト更新。完全な距離不足と思われたヴィクトリアマイルで位置を取れたのは収穫。ルメール騎手も「2000m以上あった方がいい」と述べています。この馬の評価を改めたのは大阪杯。武豊騎手がほぼ完璧なラップでジャックドールを勝利に導きましたが、スターズオンアースは位置が取れず。道中では脚を削られたはずですが、34.4秒の上がりは次点に0.5秒差も付けるダントツの数字。想像以上に高い上がり性能を備えていると認識しました。オークスの時計やラップからはリバティアイランドの方が上としか言えませんが、ドゥラメンテ産駒らしく力を付けたのだと思います。力はここでも上位ですが、蹄の不安で取り消した影響と外枠を嫌って消します。18.ウインエアフォルク上がりのかかるタフな競馬で強い馬で、3勝クラス在籍では流石に厳しいでしょう。
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