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2歳オープンということで、良いダート馬が揃いました。先週の東京ダートは、内枠有利になりやすい道悪だったにもかかわらず、外枠有利が強く出ていました。良馬場ならより外枠の優位性が出るはずで、元々、外枠有利な1600mなら尚更です。世代限定のダート戦はペースが流れて時計も速くなります。新馬・未勝利勝ちの時計では通用しないので、余力の有無が非常に重要です。また、ハイペースになりやすいので逃げ切り勝ちの馬よりも控えて馬から狙うのがベター。
◎13.ポッドロゴ前走のラスト4Fは50.1秒で、余力ラップ戦ではないものの、差し切ったポッドロゴ自身はL4基準をクリアしています。改修後の京都ダートはL4基準のクリアが難しくなっているので、この水準で十分に高く評価できます。レース内容は外枠から先行。4角ではクリノフィガロが早めに競りかけてきましたが、L1区間でむしろ突き放すという強い内容。クリノフィガロとは着差以上に余力の差を感じさせました。3着以下が10馬身も離されたことからもハイレベルな一戦だったと言えます。このコースは、1800mでも強い馬が距離短縮で更にパフォーマンスを上げてくるパターンが非常に目立ちます。京都ダートで上がり37.1秒をマークした本馬もそのパターンに該当しそう。有利な外枠から先行して、同距離ローテの強い馬たちを丸呑みにしてしまっても。
○14.ラタフォレストラタフォレストは今回外枠で、新馬戦も砂を被らせての勝利。買う条件が整いました。新馬戦の勝ち時計は非常に優秀ですが、オープンクラスのここはもう少し速い勝ち時計になるはずです。その点、余力があるかどうかですが、ラスト4Fの50.4秒、ラスト2Fの12.2-12.6という推移からはあまり余力がないように映ります。しかしながら、最後は抑える余裕があったので、その分も加味すれば、信頼にギリギリ足るだろうというのが結論。他の余力ラップ該当馬が【内枠】【逃げ切り】等の買いにくい条件になってしまったため、正直、仕方なくの対抗です。
▲4.スターターン距離延長組ならコレ。初ダートの前走は最後の直線、インでどん詰まり。ラスト1Fで進路が開くと、最後まで伸び脚一番のまま突き抜けました。レースのラスト2Fは12.9-12.7の加速ラップでしたが、この馬自身はラスト1Fを12秒台前半で駆け抜けていると目視で確認。加速ラップを余力十分に差し切ったのですから、距離延長は問題ないでしょう。完全に包まれたところから楽勝と、勝ち方も高く評価。芝のマイルで先行してラスト1Fで失速している点は、差す競馬に回ることで対応できるだろうと考えています。不安は内枠。
1.モアザンワンスの新馬戦は勝ち時計こそ平凡も、ラスト4Fが49.7秒、ラスト2Fが11.9-12.4と余力ラップに該当。ただし、最内枠と逃げ切り勝ちだった点は不安。2.デビッドテソーロの前走はラスト4Fが49.8秒、ラスト2Fが12.1-12.6。東京ダート1600mの余力ラップ基準に0.1秒足りていませんが、楽勝だったので細かいことは抜きにして評価します。6.アマンテビアンコは前走がプラタナス賞。ラタフォレストよりも速い走破時計でした。前走内容で通用するレースレベルに落ち着けば。10.オーケーバーディーの新馬戦はラスト4Fが49.4秒と、良馬場ダートとしてはかなりの水準です。ラスト2Fも12.1-12.2と速い水準でまとめています。「超」が付く大物の可能性もあると考えていますが、楽逃げでの圧勝だったので揉まれた時に案外という危険性も。11.ソニックスターの新馬戦の上がり37.5秒は、次点に0.9秒差を付ける図抜けた数字。2.3着が次走勝ち上がり。距離短縮の効果と、2ヶ月空いての成長面に期待します。15.マルチャレアルは前走、ラスト2F・13.1-12.9の加速ラップを差し切り。13秒台ばかりのラップというのは評価しにくいですが、2着に下したデトネイションはすぐに未勝利を勝てる水準だと考えています。相手比較から意外に強いということも。外枠も有利です。
いくら時計が良くても、東京ダート1600mのラスト1Fで13秒以上かかっている馬は消します。
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