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日曜の京都芝は直線の追い風が強く、差し馬にも追い風が吹くはずです。
土曜も追い風は強かったのですが、雨の影響が残ったため、差し馬の切れ味が削がれる馬場でした。差し不利と差し有利が相殺する形になったと言えるでしょう。
日曜は馬場が回復する分、差しが利きやすくなるはず。
そう速くなりそうもないメンバー構成ですが、遅ければ、スズカハービンやワレハウミノコ辺りがマクってくるはずで、いずれにしても差し有利になると予想します。

◎12.ワレハウミノコ
前走は1000ｍ通過こそ62.1秒のスローでしたが、現役屈指のマクり馬ファジェスがマクってペースアップ。
ラスト5Fの57.1秒は相当に速く、ハイレベル戦だったのは間違いありません。
勝ったラスマドレスは1勝クラスも相当強い勝ち方をした化けた馬で、2着キミノナハマリアも2勝クラスに留まる器ではありません。
最後に強襲して3着に食い込んだこの馬も1.2着と同水準の力があるでしょう。
高速上がりに対応できたのも収穫が大きかったと言えます。
前走で大きく減らした馬体も戻っているという話です。
追い風を味方に確実に差してくるだろうと予想します。

○8.ドットクルー
毎日杯は大外枠で、コーナーでも外々を回されるロスがありながら3着に食い込んだのは高く評価。
京都新聞杯は超スローで、そのせいで道中力んでしまい、ラスト1Fで急失速。ここではそんなことにはならないでしょう。
前々走は超スローでトゥードジボンが逃げ切ったレース。
そう決め手のある馬ではないドットクルーが後方待機の競馬をしていてはさすがに差せません。
前走はダートなので度外視。
毎日杯で2勝クラスでは通用の力を示しているというのに、人気も手頃。
こちらも追い風を味方に差して来られるでしょう。

▲3.シンシアリダーリン
前走はワレハウミノコと同じレース。
先行しましたが、ファジェスがマクってきたことで位置を下げる競馬に。
直線では内にモタれてまともに追えていませんでした。
それでワレハウミノコと0.2秒差なら及第点です。
展開の助けが欲しいと陣営が述べていますが、追い風とインで溜められる枠で恵まれるはずです。