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福島ダートは金曜時点で含水率が12.7％の不良馬場。
計測時間後も降り続いていたようなので、土曜も重馬場か不良馬場が濃厚。
福島ダート1700ｍは基本、外枠先行が有利ですが、重・不良まで悪化すると内枠有利に変わります。外から被せたり、揉まれなかったりするメリットよりも、インをロスなく立ち回るメリットが上回ってくるのです。内枠有利が基本の芝のような傾向になるのです。
内枠は差し馬も好成績。
福島はスパイラルカーブを採用しているので、3.4角でインが空きやすく、ロスなく位置を押し上げていきやすいからです。

◎3.イッツナッシング
イッツナッシングの前走は内枠勢が速く、外枠の本馬は位置を悪くしてしまいました。終わったかと思いましたが、4着まで盛り返していたことに驚き。
丹内騎手騎乗は、先行策を取るぞという意識の表れだろうと捉えます。
元々は、消極的な柴田善臣騎手が促すことなく先行させていた馬です。
今回は積極策で改めて期待できるでしょう。

○1.ヒロインズクレスト
ヒロインズクレストは2戦とも出遅れていますが、2戦目は比較的マシになりました。
前走はラスト2Fが13.0-12.3の加速ラップに。
後方からよく差を詰めてきましたが、残り100ｍ付近で脚色が鈍りました。
そういう馬なだけに100ｍ短縮は好材料。
前走のラスト4Fは51.4秒に留まりますが、ダート中距離を使ってきた馬の中では最も速い数字。同路線の中では一番地力が高いと見ています。
内からスルスルと進出していけるはず。

あとは相手関係。
人気想定のイズジョーノヒカリは2戦とも、13秒台を多く刻む低レベル戦。人気に相応しいとは思えません。
スペシャライトの新馬戦は4着とはいえ、3.0秒差を付けられてのもの。勝ち馬だけが強く、2着以下は力のない馬だったと見ています。
という訳で、芝路線の馬が相手だろうと考えます。
ベレニーチェとエコロアモーレは近親にダート馬が多くこなせそうですが、外枠が気になります。外を回されて失速しそう。
メロディーダンサーとウメテマリは近親に芝馬が多く、ダートは未知数。
ガーデンオブエデンは新馬戦がいくらなんでも負け過ぎで。

この中からダートをこなせるであろうベレニーチェとエコロアモーレ、先行力のあるメロディーダンサーを、配当の確保できるように押さえます。