=過去10年のレース傾向=
レースは15、13、17、16、12、10、13、14、12、15頭立て。意外にフルゲートで行なわれたことはない。
連対馬は③⑦、①④、⑤⑦、②①、①⑦、①③、①④、④②、①=③、①⑬番人気の組み合わせで決まった(2021年1着同着)。
上位1番人気は7、2、3連対。1番人気は6勝2着1回と上々の成績だが、2、3番人気が2、3連対とアテにならず、7、13番人気から3、1頭が連対している。
馬連配当は
3 け た……4回
1000円台…1回
2000円台…1回
4000円台…1回
5000円台…2回
万 馬 券……1回
優勝馬は1~5番人気に限られるが、昨年13番人気が2着に絡んで5万6300円と大荒れ。しかし、ほかは荒れても6000円未満に収まっている。
3連単配当は13年に11万円台が出て、昨年も25万馬券が出るなど波乱含みの傾向を見せている。
連対馬のクラス別は、
重賞組………………13頭、
オープン特別組……3頭
1勝クラス組………1頭
新馬組………………2頭
未勝利組……………1頭
格上の重賞・オープン組が8割を占めているが、1勝クラス組以下にも警戒が必要だ。
路線別は10連対で阪神ジュベナイルF組が他路線を圧倒し、2連対でクイーンC組とエルフィンS組が続く。しかし、今年は最多連対の阪神ジュベナイルF組からの出走はなく、クイーンC組とエルフィンS組からそれぞれ1頭が出走する。ステップから有力馬はあぶり出せない。
キャリアは
1戦 【0206】
2戦 【22115】
3戦 【43322】
4戦 【41532】
5戦 【11115】
6戦上【00017】
連対率は25、20、22、12、11、0%。キャリア2~4戦馬が有力だが、連対率トップの1戦馬は軽視できない。
所属別は
関東馬【3229】
関西馬【87896】
地方馬【0002】
連対率はそれぞれ31、13%。連対数で関西馬が優勢だが率で関東馬が逆転している。少数精鋭で西下する関東馬から目が離せない状況となっている。
◎……まだキャリアの浅い明け3歳馬によるGⅡ戦でVライン馬はいない。そこで本命に⑰ペリファーニアを推す。キャリア1戦で関東馬とデータから狙いづらい面もあるが、半兄がGⅠ3勝馬のエフフォーリア(2月引退)と血統はピカピカ。デビュー戦は道中大きな不利を受けてポジションを下げたが直ぐに立て直し。残り600㍍では先行勢を射程圏に入れ、レース最速の上がりで後続を2馬身突き放した。初の関西遠征をクリアーし、桜の女王争奪線に駒を進めるに十分な資質を秘めている。
○……②キタウイングは阪神ジュベナイルFで14着で連勝は途切れたが、次走11番人気を一蹴してフェアリーSを制して重賞2勝目を挙げた。阪神ジュベナイルFは好位にこだわって中途半端に終わったが、脚をためる競馬がベストということを再認識させた。人気薄でもメンバー中唯一の3勝馬だ。
▲……⑧ドゥーラは2頭参戦の重賞馬のうちの1頭。デビュー戦は4着だったが、未勝利、札幌2歳Sとレース最速の上がりで連勝。ともに先行策で完勝した。前走の阪神ジュベナイルFは出遅れ、直線馬群をさばきながら4馬身3/4差の6着なら悪くない。マイル2度目。重賞勝ちの底力を見直す手だ。
△連下には5カ月ぶりの前走で「4→5→5→2着」と小ぶりのVラインを刻んだ⑬コナコースト、初勝利が差し切りV、2戦目を逃げ切って脚質に幅が出た上昇中の⑨モズメイメイ。昨年この舞台で上がり3ハロンを33秒1をマークした⑪バースクライの決め手も侮れない。
公開日時:2023/03/03 23:05