グランアレグリアについて、大きな争点は朝日杯での牝馬劣勢の歴史だろう。これには、この時期の牡馬と牝馬の差を考える必要がある。若いサラブレッドの成長曲線は牡馬が先行する。馬体重を例に取ってみよう。今年の3歳から10世代さかのぼって統計すると、2歳9月、12月、翌3月での出走馬平均体重を牡牝差でみると、順に21kg差、26.4kg差、27.3kg差だ。これを500万以上の条件に絞ると17.7kg、26.1kg、26.1kg。出走に至るだけ、あるいは勝ちあがるだけ成長しているというバイアスに注意しよう。 しかし、2歳戦ということを考えると、完成度が比較的高い個体の成長曲線は、2歳12月時点では牝馬が先行する牡馬にほぼ追いついてプラトーに達している。朝日杯の時点では性差よりも、その馬自身の完成度をみてやるべきだということが分かる。
前走は出遅れながら非凡な加速力で位置を押し上げ、最後は2着に0.6秒差。キャリア2戦ともに単勝1倍台の圧倒的支持に応え、無傷の2連勝。父・ディープインパクトを思わせる派手な勝ちっぷりで、実績評価は十分。新馬戦で2着に下したダノンファンタジーは先週の阪神JFで豪快な差し切り勝ち。 メンバー強化とはいえここでも人気となることが予想されるが、2ヶ月ぶりの実戦、初の右回りと「調子」や「適性」に不安材料がまったくないわけではない。ここの人気と不確定要素のバランスから馬券妙味を人工知能がどう評価するのかが馬券組み立ての最大のポイントになりそうです。果たしてAI解析チャートから導かれた最終結論はいかに!?朝日杯FSの予想はレース発走前日21時頃までに公開予定です。
※金曜18時より順次公開予定
平成最後の有馬記念を徹底特集!
アンケートも実施中!あなたが選ぶ最強の有馬記念馬は?
予想はこちらからご覧いただけます