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先週に引き続き、今年行われた２歳重賞を簡単に振り返る。（先週述べた重賞については省略する）また昨年と今年のレースのレースレベルも併せて表記する。（Ａ（高い）→ Ｅ（低い））

・新潟２歳Ｓ レースレベル
坂路調教でラスト１ハロン１１秒台を連発、馬体の完成度でも一番だったショックアクションが先行馬群から抜け出して２着馬に１3/4つける完勝。勝ちタイムも前年より良かったが勝ち馬向きの馬場であったため、前年と同評価とした。

・京王杯２歳Ｓ レースレベル（昨年：Ｂ 今年：Ｃ＋）
昨年同様、東京1400M戦でよくあるスローペースの瞬発力勝負になったが、モントライゼが２番手から抜け出して、ロードマックス以下の追撃を振り切った。前年とほぼ同じペースで勝ちタイムが１秒遅くなったため、前年より評価を下げた。

・デイリー杯２歳Ｓ （昨年：Ｃ＋ 今年：Ｂ）
内枠を生かして先行したレッドベルオーブが途中掛かりながらも粘るホウオウアマゾンを頭差差し切った。タイムランクはレコードが出たので優秀ではあるが、上位３頭は枠なりに内を通って出したタイムなので、評価は控えめにした。

・東京スポーツ杯２歳Ｓ（昨年：Ａ 今年：Ｂ）
昨年はコントレイルが驚異的なタイムを出しており、今年のタイムはそれに比べると地味だが、上がり３ハロンタイムは上位４頭が33秒台を出しており、個人的には評価しても良いと思っている。

・ラジオＮＩＫＫＥＩ杯京都２歳Ｓ（昨年：Ｃ＋ 今年：Ｃ）
萩Ｓで１番人気に支持されながら３着に敗れたワンダフルタウンが巻き返した一戦になったが、勝ち時計、上がり３ハロン共に平凡なタイムで評価を下げた。ただこのレースについては、人気上位馬で力を発揮できなかった馬が何頭かいるので注意したい。

◎グレナディアガーズ
前走の未勝利戦は２着馬を３馬身差つける圧勝。２着馬は次走快勝しており前走のメンバーレベルは低くない。調教は先週ＣＷでラスト１ハロン１１秒台、今週は坂路で好タイムを出しており調子は良いと見る。２走前は初めての1600戦Mでレッドベルオーブに敗れたが、1600M２戦目の今回は距離の慣れも見込めレッドベルオーブに勝つ可能性もあると見て本命とした。

〇レッドベルオーブ
過去２戦は時計の出やすい馬場とはいえ、中京、阪神といった違う競馬場でレコードを出したことは評価に値する。前走を見ても折り合いには課題はあるが、今回はＧ１なのである程度ペースが速くなりそうで、前走に比べ折り合いはつけやすくなると見て対抗とした。

▲カイザーノヴァ
北海道の洋芝で２勝あげているように時計のかかる馬場のほうが良いタイプ。前走は開幕２週目の高速馬場が合わなかったと見ている。今回は２連続開催の後半で時計がかかるようになっており、この馬向きの馬場になってきたと見て３番手に抜擢した。

△は素質上位も速い流れを経験していないことが不安なステラヴェローチェ、パワー型で今の馬場が合いそうなショックアクション、距離短縮で一変に期待したいバスラットレオン、1800M戦を使った強みがあるジュンブルースカイ。