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新潟直千コースは外枠有利…というのは当たり前の話と思われるかもしれませんが、その世間のイメージよりも外枠有利というのが現状です（的中率上はもとより、回収率上でも外枠から買う方が儲かる）。
また、年によって枠順有利不利は変動しますが、特に最近は外枠有利が更に顕著なっている感すらあります。
同コースの多頭数戦では、20年は好走馬のちょうど半数が7枠8枠馬、19年も半数弱が7枠8枠馬になっています…安易ではありますが、まずはその枠順馬に目を付けるのが先決でしょう。

最も無難だろうはライオンボス
昨年アイビスＳＤは向かい風の下でのレースに。そこで有利なのは前の馬を風除けを使ってラストに抜け出してくる組で、逆に不利なのはその向かい風を真っ向から受け止める競馬をした組。ライオンボス･カッパツハッチ･レジーナフォルテはその後者の組で、その厳しい状況下でも自力先行競馬をして粘るタフな競馬を敢行。それでも後続を完封した上位２頭にかんしては、恐らく何度やり直しても上位入線しただろう強さを見せた結果でした。
ただし、カッパツハッチはその強さを見せたアイビスＳＤ好走を境に４連続凡走中で、それは何故かと言えば一言で言えば早熟馬ばかりのキンシャサノキセキ産駒タイマー発動ではないかと。
対して、ライオンボスはその後も新潟直千コースでは常に一番強い競馬をしており、有利な枠順を引き当てて近走よりも不利度合い小さい斤量で出られるココはやはり有力視すべきでしょう。

穴ならばメイショウカズヒメとミキノドラマー
ミキノドラマーは言わずと知れた直千巧者。現級でも１着３着13着３着11着で、崩れた２戦は不利と最内枠という明確な敗因があったレースでした（そもそも新潟直千コースの外枠巧者馬で、これまで同コースで二桁馬番では[７戦７好走⇔一桁馬番では１１戦１好走]という極端な戦績の持ち主です）。
新潟直千コースは枠順利だけでどんな弱い馬でも善戦できてしまう欠陥コース…コノ馬くらいの適性と能力があれば足りても全然驚けませんのでコレを本命馬とします。

メイショウカズヒメは夏馬。一昨年も昨年も夏場にガラリ一変人気薄激走を見せた馬です。近走は不得手季節もあり不振ですが、この季節替わりに魅力を見出せます。また、３走前ルミエールＡＤでは外枠決着を不利な内枠から0.2秒差入線で、もし枠順に恵まれていれば好走できていてもおかしくなかったという走りでした。得意季節で有利大外枠を引き当てたココはガラリがあっても全然驚けません（ただし、揉まれ弱さも秘めているので、この枠順を上手く生かすのに注目が付く分でこの中では下の評価に）。