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天皇賞(秋)攻略

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10月29日 天皇賞(秋) GI

写真:

こうせい 直線までの隊列を読み切るZ世代予想家

ドウデュース

東京11R 天皇賞(秋)(GⅠ)   ◎3 ドウデュース〇7 イクイノックス▲5 ガイアフォース   【先行負荷大・差し負荷大】(消耗戦ゾーン)・ハナ宣言で最内枠から強くプッシュするノースブリッジ、先行しにくい外枠からの主張で無理に出す必要があるジャックドールのハナ争いで、息が入りにくい前半の攻防になりそう。淡々とした流れの縦長隊列から、直線スピード力比べとなるため、追走負けせず立ち回りながら、直線で爆発的な末脚を繰り出せる馬が好走するレースを想定。       【評価馬】・追走負けせず直線で爆発的な末脚を繰り出せる馬→ドウデュース、イクイノックス・相応のポジションで立ち回って、押し切る競馬が見込める馬→ガイアフォース   【軽視馬】・超高速決着のGⅠで必要な追走力が足りていない馬→プログノーシス   ◎3 ドウデュース  イクイノックスと並び、歴史に名を残すだけのスーパーホースとして称するべき馬。歴代最高レベルとも言える5走前日本ダービー(1着)では、対イクイノックス比較で直線でスムーズな外誘導が叶っていた点でアドヴァンテージを築いていた部分はあったにせよ、イクイノックス同様に後半1000 mを56秒台中盤で駆け抜けたことに変わりはない。馬場が合わなかった4走前ニエル賞(4着)、3走前凱旋門賞(4着)は結果が伴わなかったが、2走前京都記念(1着)では、外捲り差しの負荷の大きい立ち回りから、11.6→11.3→11.6のハイラップに対して余裕を持った状態で対応。爆発的な末脚は健在と言えるレースぶりとして評価できる。日本ダービー以来のイクイノックスとの再戦となるが、元々、高速マイル戦だった8走前朝日杯FSを制したり、春の最大目標をドバイターフに定めていたように、マイル的なスピード性能の高さや追走性能に関しては、ドウデュースの方が勝っている。これにより、イクイノックスよりも余力を残した状態で直線を迎えられるため、直線での追い比べで鋭く伸びるのはドウデュースの方だとみている。8ヶ月半の休み明け緒戦ではあるが、陣営の秋の目標としても天皇賞(秋)に重きを置いていると感じるため、舞台適性面と勝負度合いの差からイクイノックスよりも上の評価を与えたい。   〇7 イクイノックス  競馬史に名を残すようなスーパーホース。5走前日本ダービー(2着)、4走前天皇賞(秋)(1着)で示した爆発的な末脚を見ても、本質としては東京での直線スピード力比べでこそのタイプと言えるだろう。このレベルの馬に対してとやかく言うのはナンセンスだとは感じるが、対ドウデュース比較で見た時に、マイル的な追走性能で劣っている点、おそらく勝負はジャパンCで、天皇賞(秋)はあくまでも前哨戦という位置付けであることから、ここは一つ印を落とした評価としたい。また、日本のレースだとポジション負けしている点は気になるところで、あまり距離感が離れないような位置で追走したい。   ▲5 ガイアフォース  7走前国東特別(1着)で示した高速巡行戦でのハイパフォーマンス、3走前マイラーズCと2走前安田記念(4着)での好走を見るに、持ち味はスピード性能の高さで、高速マイル戦に近い条件でこそ輝く馬と判断するべき。大幅距離延長ローテでの参戦に加えて、消耗質展開となった5走前菊花賞(8着)と前走オールカマー(5着)でパフォーマンスを落としている点からも、マイル的なスピード勝負に対する打点の高さの証明と言える。爆発的な末脚という点では、イクイノックスやドウデュースに劣るものの、レースの流れに乗せて早めに押し切りを図る立ち回りなら、ポジション差のアドヴァンテージを活かして上位争いを演じられるだろう。前走にオールカマー(中山芝2200 m)を選択したのは、セントライト記念のレース内容もあるだろうが、天皇賞(秋)を距離短縮ローテで臨みたいという強い意思も感じる。陣営の勝負度合いは高いとみて、舞台的な好走条件に合致する今回は激走が見込めるタイミングとみたい。   【出走馬診断】 ➀ ノースブリッジ  レースの流れに上手く乗りながら押し切れる強みはあるものの、GⅠ級のレベルの相手になると追走負けしやすくなっている現状。2走前大阪杯(8着)は、内枠を引いてチャンスがあった状況だったにも関わらず、マテンロウレオにポケットを譲るカタチとなり、結果的にも差し脚を伸ばせられないで雪崩れ込むカタチでの入線に終わってしまった。直線で決め手の高さで差し込めるようなキャラでもないので、ジャックドールに対して奇襲逃げを打つようなカタチにならない限り、上位入線は厳しいと感じてしまう。   ➁ エヒト  この馬が最大打点を叩き出したのは、8走前七夕賞(1着)。消耗質のロングスパート勝負に対して外捲り差しの立ち回りで完勝した内容は評価できるが、東京でのGⅠレベルの決め脚勝負になった時に上がり負けしてしまう可能性が非常に高い。レースの流れに上手く乗っていた2走前小倉記念(1着)の内容だけでは、ここでは格負けしてしまうイメージ。   ➃ ダノンベルーガ  戦績の通り、4走前天皇賞(秋)(3着)や2走前ドバイターフ(2着)のように、ワンターンでマイル的な直線スピード力が問われる条件でハイパフォーマンスを示し、対照的に5走前日本ダービー(4着)や3走前ジャパンC(5着)のように、中距離質な持続的な差し脚を伸ばすレース条件でパフォーマンスを落としている。前走札幌記念(4着)は、後者に近いレース条件に加えて、ポジション取りの際に挟まれる不利を受けながら、勝負所では強引に内捲りの競馬をチョイスする負荷の大きい動きであったため、着差以上の見直しは必要だろう。しかし、自身の土俵とも言える舞台でイクイノックスに完敗しており、ダンチヒ内包のハーツクライ産駒で古馬になってからの成長が見込みにくい点からも、上位勢相手に逆転要素が見い出せないのが本音。どうしても大味な競馬になりやすい分、立ち回りの巧さで差を埋めにくい点も気になる。ほぼ確実に穴人気することが想定されるので、手を出しにくい存在。   ➅ ジャスティンパレス  晩成型ディープインパクト産駒らしく3歳秋以降に急成長を遂げて、2走前天皇賞(春)でGⅠ制覇まで登り詰めた。唯一馬券を外した4走前有馬記念(7着)では、外差し決着に対してイン好位立ち回りとバイアス逆行競馬による敗戦で度外視可能。今年のレースぶりから、ギアチェンジ性能、トップスピードの持続力性能ともに、強豪相手でも引きを取らないレベルまで達しているとは感じるが、マイル的な基礎スピード性能の高さも求められる条件で同様な走りができるのかは疑問が残る。本質的には、追走力が求められないカタチで終いのノビを活かすような条件でこそのタイプだと思うので、レース条件的には向くイメージは湧かない。   ➇ ヒシイグアス  体質面の弱さ故に、7歳ながらまだキャリア18戦の馬。その分まだまだフレッシュで、スピード決着にも対応可能な見限れない存在。2走前大阪杯(7着)は連戦&遠征による大幅馬体重減、前走札幌記念(5着)は大きな距離ロスがあった分の立ち回りで見直し可能な内容。しかし本質的には、立ち回りの巧さとスピードの持続力性能を活かせる条件(京都や香港)でこその馬だと思っているので、東京での地力勝負では分が悪くなってしまう点は割引たい。   ⑨ プログノーシス   川田J騎乗時は6戦6勝、その他負けたレースでの取りこぼしは騎手のミスと解釈されかねない戦績に見えるかもしれないが、その見方は早計。ミスによって差し損ねている訳ではなく、非常に乗り難しい馬故に川田Jレベルの制御力が無ければ、相応の位置を追走して終いの爆発的な末脚を発揮できない馬として考えるべきだろう。その中で、これまで大味な競馬しか経験がなく、追走性能が低いという点は致命的。今回の舞台設定で全体時計1分56秒台の超高速決着を想定した時、仮にこの馬の追走レンジを守った前半1000 m60秒台での追走となれば、単純に後半1000 mで56秒台の脚を使う必要がある計算。大箱の東京コース自体は問題ないとは思うが、長く脚を使うより、スプリント的な脚を連発して上がりを稼ぐタイプ(上がり3F特化型)であるため、直線だけでイクイノックスやドウデュースら相手にまとめてねじ伏せるイメージは湧きにくい。スローペース一団の上がり3F戦となれば良いが、昨年の反省を活かしたいジャックドールが極端なスローペースに落とし込むとは考え難い状況。レースの流れに乗せてしまった場合は、持ち味の末脚の爆発力は影を潜めることになるとみている以上、ここはバッサリと嫌いたい。   ➉ ジャックドール  この馬の好走条件としては、① 2F目に息を入れる先行が叶うかどうか、② 後半のスピード持続力勝負に持ち込めるかどうかの2点。スローペースの上がり3F勝負に付き合ってしまった昨年の天皇賞(秋)(4着)の反省を活かして、今年は前半いかに淡々とした流れを刻んで後続の脚を削れるのかどうか、という点だけに焦点が向きがちではあるが、7走前大阪杯(5着)の2F目に10.3を踏むような無理な主張となると、自身が直線で脚を伸ばせなくなる(東京芝2000 mでは2F目がコーナー区間に該当するため、ペース自体緩みやすいのが普通ではあるが)。今回、ハナ宣言をしている最内枠に入ったノースブリッジが厄介で、自身も外枠を引いて無理な主張をしなければポジションを確保し切れなくなった。①の好走条件に合致しない可能性があるため、評価を落としたいところ。   ⑪ アドマイヤハダル  ノビのあるストライド走法が特徴的で、高速馬場且つ大箱コースで滅法強いタイプ。実際にその条件と合致していた7走前白富士S(2着)では、直線での進路取りに苦しむシーンがありながら、マイペース逃げに持ち込んで最大打点を叩き出しているジャックドールに対して0.2秒差であるため、極めて優秀。しかし、前走毎日王冠(4着)でも、この馬の好走レンジに合致していた中で、自身インアウトのスムーズな追い出しが叶いながら、踏み遅れにも程があったソングラインとシュネルマイスターに対して遅れを取ってしまった。0.1秒差負けとはいえ、GⅠレベルの馬とは決定的な実力差が浮き彫りとなったと言える。7走前と同様に、高速馬場での東京芝2000 mはベスト条件ではあるものの、前走以上にメンバーが強化されてどこまで対抗できるか。

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