『アメトーク~読書芸人~』(2021年12月2日放送)に出演されていたラランド・ニシダさん。番組内で自宅の本棚が映る場面があり、なんとそこには「ウマい馬券殿堂入り予想家」で「亀谷競馬サロン」にも遊びに来るという、双馬毅さんと馬場虎太郎さんの著書が。
それをめぐってこの番組の司会で競馬ファンの蛍原さんとニシダさんが競馬話で大盛り上がり。
大の競馬好きというニシダさんの新たな一面を垣間見ることができました。
そこで亀谷競馬サロンではニシダさんにお越しいただき、競馬、そして殿堂入り予想家の魅力についてじっくりお話をさせていただきました。その模様を前後半の2回に分けてお送りいたします。
※この対談の取材日は2021年12月20日のものになります。
亀谷 「亀谷競馬サロン」にようこそ!
ニシダ「実は、サロンをいつも電車から見てたんですよ(亀谷競馬サロンの看板が水道橋の駅から見える)「いつか遊びに行きたいなー」と。まさかそれが「アメトーク!!」に出ることで実現するとは…」
亀「アメトーク!! 競馬に縁の深い番組ですよね。ボクの友人のタレントさんもたくさん出てますし」
ニ「ありがたいですね。競馬でのつながりってすごいですね。ただ、番組で亀谷さんの著書を紹介できなかったことが心残りで。「亀谷敬正の競馬血統辞典」もキンドルに入っているので、本棚にはなくて」
亀「キンドル版出さなきゃ、ボクの本も出てたのか(笑)でも、本を読んでくれてるのは嬉しいです。それにしても双馬さんとの話。蛍原さんと盛り上がってましたねー。双馬さんは、ファンが多いですよね。元中日ドラゴンズの山本昌さんも熱心な読者だし」
ニ「双馬さんは、テン1ハロンを考えたというのがすごいですよね。スマート出馬表にそれが無料で載ってるのも凄い」
スマート出馬表について解説する亀谷氏
亀「そうですね。競走馬のテンの反応を考えれば、1ハロンタイムが必要だということになって「亀谷サロン」も分析に協力させてもらったんです」
ニ「競馬って、テン1ハロンでそんなに変わるんだ。というのがすごく勉強になりました」
亀「ちょうど、双馬さんもサロンに遊びに来てくれたので、直々にテン1ハロンの効果的な使い方を教えてもらいましょう」
双馬「芝スタートの短距離で前走のテンタイムが上位で、前走の着順が悪くて、前走不利とかあれば取りやすいですよね。テン上位で前走5着以下、前走不利があったら積極的に狙ってほしいですね(前走不利データもスマート出馬表で無料掲載中)」
ニ「あと亀谷さんのYouTubeを見て、サウスヴィグラスの回で初めて20万円くらいの馬券を当てたんですよ。YouTubeを見るまではあまり血統を考えて馬券を買っていなかったので。そこで外枠のサウスヴィグラスがいい、砂を被らないサウスヴィグラスというのを見て当たったんですよ。
亀「「一頭の種牡馬を覚えるだけでも馬券は勝てる」ですからね」
ニ「あ、いつもTVで見るフリップ(笑)。そうなんです、サウスヴィグラスを1頭覚えただけで、20万円くらいの馬券を取れたので。そこでグッとはまりまして。毎回拝見するようになりました。
亀「Youtubeを見てもらって、お気に入りの種牡馬の産駒を徹底的に観察してもらうのが、血統と競馬の仕組みを追求するのにはおすすめですよ。自分が決めたキラーファクターを極めるのは大切。それこそ、展開でも、枠でも、ローテーションでもいい。1つのファクターだけでも勝てる方法を追求していくのは大事。色んなファクターのおいしいとこ取りして総合的に考えて…というのも、間違いではないと思いますけど、芯がない。芯のあるものは、何十年も廃れないから
」
ニ「でも、まだ初心者なので、知りたいこといっぱいあるんですよ。ちゃんと血統の見方を勉強したいなと思って。ちなみに血統も馬によって日・米・欧と分けられてるじゃないですか、あれ大事なんですか?」
亀「メチャ、大事です。たとえば今の(12月)の中山芝の古馬混合戦は父か母父ディープインパクトが全然走ってない。この傾向は来年(2022年1月)の中山開催までずっと続くと思う。ディープが力を出せない一方で、重賞は父欧州型の馬しか勝ってないですからね。年末年始の中山芝(古馬混合戦)は父欧州型買えば儲かるんじゃいでしょうか」
ニ「それはいい話を聞きました!!」
亀「多分(笑)。馬場と血統はそれぐらい大事」
次回、後編は来週2/25(金)に公開予定です。