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　◎ブルーサン

　未勝利勝ち上がり後昇級初戦となった3走前の1勝クラスは勝ち馬に5馬身突き放されたものの、同馬の走破時計1.53.3は極めて優秀。例年3月末に行われている伏竜Sの勝ち時計だと言われても違和感のない時計。勝ち馬のミッキーファイトはそれより速い1.52.5で走破しており、相手が強すぎたとしか言いようがない。同日のオープン師走Sの勝ち時計が1.52.0であり、4着に相当する時計。ミッキーファイトに至っては今後のダート界を盛り上げてくれるであろう逸材と言えるだろう。

　そんな速い時計で決着したのは、厳しいペースを作り出した同馬の存在があってこそ。同馬はダート路線へ転向後、全て速いペースで逃げて連対していた。こういう自力勝負型の馬はレース毎に確実に強くなっていく。

　2走前は短距離や芝でも毎回1,2番手で競馬をしていたワイワイレジェンドがおり、さすがに逃げることはできず、先行馬にとって厳しいペースとなり5着に敗れた。序盤で最後方にいた2頭が1,2着に連対し、逃げて3着入線のワイワイレジェンドは次走楽勝、5着の同馬も次走楽勝しており、ここでの敗戦は気にしなくても良いだろう。

　これまでのキャリアは8戦と、JRA勢としてはかなり経験豊富。持続力の優れたタイプなので大井のタフな馬場も対応できるはずだ。同馬の逃げ切りに期待する。