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ベルカント、ビッグアーサー、バクシンテイオー、カノヤザクラにスギノエンデバー。09年のスカイノダンとサンダルフォン、06年のホーマンテキーラ、そして去年のナリタスターワン。サクラバクシンオーとその父系（というかショウナンカンプ）の小倉芝1200mにおける成績は群を抜いている。同じ条件では他にタイキシャトルやグラスワンダーの父系が買い時なのだが、こと北九州記念においてはバクシンオーから入るのがもっともベターなのではないかと結論づけている。

というわけで本命馬はアイビスサマーダッシュに引き続きラブカンプーである。前走では中枠、かつ古馬相手に上々の立ち回りで2着に健闘。いくら3歳牝馬が軽斤量だとはいえ、これだけやれれば充分に通用するだろう。ショウナンカンプのカラーが強くでており、テンが早く早めに先手を取り切って“お釣りの競馬”に持ち込むタイプで、小回り平坦の小倉競馬場において血統に加えて脚質も理想的である。

グレイトチャーターとナリタスターワンがバクシンオー、それにトウショウピストがバクシンオーを持っているのだが、やはり近走ではすこし足りないところが出てきているので一旦相手からは外しておく。

前走のアイビスSDでしっかりと相手に来てくれたナインテイルズ、またCBC賞を制覇したアレスバローズを相手に据える。ナインテイルズは古馬になってから距離適性が合致して大舞台に顔を見せるようになった。テンの速さがローカルの立ち回りに向いていて、ローエングリンの良いところがしっかりと出ている。スピードの持続力は折り紙つきで、これはローエングリンの代表産駒であるロゴタイプとも同じ形質だ。

アレスバローズはディープインパクト×トニービンという配合。サトノノブレスなどのイメージから「これですプリンターなのか」とぱっと見の印象を受ける。全兄のサンライズタイセイも小倉で活躍していた（トニービン持ってるから納得である）ので、同じように展開が差しに向いたときに突っ込んでくるのはこの馬ではないかと考えている。

ラブカンプーの単勝に、ナインテイルズ、アレスバローズを加えた3頭ワイドボックスを購入する。