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　PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にハーモニーライズ(5.7pt)、カミノコ(5.0pt）、ロータスクイーン(2.0pt)、モリトユウブ(1.7pt)、フェリーチェ(1.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するというスタイルで予想を行っています。

　よって、◎には、デビュー当初は芝を使われていましたが、近2走はダートを使われ上昇中の(7)フェリーチェを推します。この馬は、近2走ともにメンバー最速の上がり3Ｆをマークしているように、ダートではまだ余裕のあるレースぶり。今回で他に上位人気に支持されている馬は、前走で後方からレースを進めていますが、フェリーチェは前走で速いペースで好位付けできている点も心強いものがあります。

　○は、ダート路線に転向して上昇中のもう1頭(5)モリトユウブ。ダートスタートの前々走・未勝利戦は、初ダートの馬らしくやや出脚が悪く、内枠、後方からのレースとなったために3〜4コーナーから直線序盤にかけて進路を失う不利があって6着に敗れました。しかし、芝スタートの前々走では、好スタートを決めて2番手追走から3着以下を6馬身以上突き放しての勝利。変わり身を見せることができました。今回も芝スタートのコース。今回は前走から距離が2Ｆ短くなりますが、ダ1600ｍの前走では楽に逃げられているので、忙し過ぎることもないでしょう。ダートに慣れてのさらなる上昇に期待します。

　▲は、新馬戦では怖がりな面を見せて、チグハグな競馬で13着大敗も、ブリンカー着用の前走では好位から突き抜けて楽勝した(11)タマモアモーレ。前走で大差の5着に敗れたのが、ニシノオリーブですから、当然、ここでも能力上位の存在です。今回は5ヵ月の休養明けになりますが、レース間隔を開けたことで激走の疲れが取れて、さらなる成長力が見せられれば、ここも上位争いに加われるでしょう。

　以下特注馬として、逃げたダイシンクワトロを楽々振り落として、新馬戦を勝利した(3)ケイアイマリブ。前走指数は水準レベルですが、デビュー2戦目の上積みがあれば通用するレベルにはいます。1戦1勝馬がキャリアが豊富な馬を相手に勝ち負けするのは簡単なことではありませんが、今回は500万下で頭打ち気味の馬が多いので、ケイアイマリブの上昇力も警戒しました。

　△に初ダートの3走前では、▲タマモアモーレに完敗も、ダート2戦目では行きっぷりが激変し、速いペースを正攻法の競馬で勝利した(6)ニシノオリーブ。この馬は、ダートではまだ底を見せ切っていないところがあるので、ここも警戒しておく必要があるでしょう。

　あとは、外枠ですが、門別のダ1000ｍで2連勝を挙げた(12)エムオープラチナ。休養明けの前走で芝の速い流れを経験させたことによる上昇一発を警戒しました。前走で芝のレースを使うと、今走で追走力が上昇することがしばしばあります。

　他では、内枠からインコースを立ち回っての結果をはいえ、ダートでは1戦1勝の(14)トキノメガミ。今回は大外枠ですが、ダートでは底を見せていない以上、警戒しておく必要があるでしょう。