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　PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にイタリアンホワイト、トータルソッカー(ともに12.0pt)、キューンハイト(10.0pt)、レッドローゼス、サブライムカイザー(ともに9.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するというスタイルで予想を行っています。

　よって、◎には、休養明けの3走前・日高特別では、外から動いてクビ差・2着、休養明け好走後の前々走でも外から勝ちに行ったために終いが甘くなりましたが、それでも勝ち馬と0.1秒差(3着)ならば立派の(11)レッドローゼスを推します。前走の精進湖特別は、菊花賞時ほどではないにしても、極端な道悪。かなりスタミナを要す馬場で、これまで逃げたことがない馬が逃げれば、6着大敗も仕方がないことです。むしろ、大惨敗しなかったことを評価し、巻き返しを期待します。

　○は、前々走の500万下を圧勝した(7)イタリアンホワイト。昇級初戦の前走は、馬の手応えが悪かったところもありますが、戸崎騎手らしく、直線の内々で詰まってアウトでしたが、スムーズな競馬ができれば、巻き返して来る可能性が高いと見ました。

　▲は、昇級初戦の前走でも勝ち馬と0.5秒差の4着と、ここへ来て充実の明け4歳馬(9)キューンハイト。前に行ける脚のない馬だけに、展開次第のところはありますが、中山芝2000ｍならば前走時のように淀みなくレースが流れて、差し、追い込み馬台頭の舞台になることが多いので、ここは3番手評価としました。

　以下特注馬として、昨年4月に現クラス勝ちの実績があり、もともと格上の(4)ニシノジャーニー。この馬は出遅れの常習犯ですが、そういう馬だからこそ、前残りが発生しやすい東京や新潟よりも中山芝2000ｍのほうが向くでしょう。