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　◎ディービーピンは｢ダルシーブラーマ×ピンズ｣という組み合わせのニュージーランド産馬。
父ダルシーブラーマは同国で5つのG1を制した名馬で、
デインヒル系のスピードを伝えている。
母ピンズンニードルズは同国でホワイトローブロッジS(G3･芝1600m)を勝ち、
芝1600mのG1でも3着となっている。
本馬の半姉アサヴァントも芝2000mのG1で3着となっている。
母の父ピンズは当レースを二度制したエアロヴェロシティの父。
本馬は重賞を勝った経験こそないものの、
前哨戦の香港ジョッキークラブスプリント(G2)で3着と健闘した。
前々走のプレミアボウル(G2･芝1200m)では52.5kg軽ハンデ(勝ち馬ミスタースタニングから7.5kg差)で6着と敗れていたので、
ここにきて急上昇している。
香港ジョッキークラブスプリントでは、
直線で前が壁になり、
進路探しに手間取ってブレーキを踏むシーンもあった。
ゴール前では一番の脚で伸びていたので、
まともなら勝ち馬のミスタースタニングときわどい勝負になっていただろう。
両馬は斤量が同じだったので評価できる走りだった。
母も姉もG1で好走し、
血統的なポテンシャルが高いだけに、
フロックではなく本番でも十分やれるのではないか。