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　春のGI開幕カードは波乱含み。勢いに乗る4歳馬◎セイウンコウセイを狙う。芝1200mの出走はわずか3戦だが、この少ない経験値で淀短距離S1着、シルクロードS2着と連続好走。実績馬を相手に全くスピード負けせず立ち回る姿は、潜在スピードの素晴らしさを物語るもの。また、筋肉量が豊富でトモが発達した馬体も、一流スプリンターとしての高い資質を感じさせる。

　スピードだけでは通用しないのがGIだが、前走のシルクロードSは大舞台を意識できる底力も感じさせる内容。3番手の外という正攻法の競馬で好走した点は大きく、ラストの踏ん張りも立派。残り150m地点の脚勢から、1馬身は離されそうだったダンスディレクターと首差でフィニッシュ。この“感覚的なギャップ”は重要視したい。

　当然キャリア的に多大な伸びしろが見込め、それを期待していい絶好の攻め気配。スプリントGIとしては先行勢が手薄で、展開面でのアドバンテージもある。

　◎セイウンが残る流れなら相手も前。田辺Jの手綱なら、絶妙なさじ加減での先行策が期待できる○ソルヴェイグが本線。直前の坂路追いも圧巻だった。◎をややスケールダウンさせた感じの☆ワンスインナムーンも条件は合うはず。穴で一考。