天皇賞・秋キャンペーン 宝塚記念の敗戦から4か月 キタサンブラックは買える?or買えない?

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3人の予想家が取捨を指南!!

小田 哲也 宝塚記念、毎日王冠、京都大賞典を 的中の万哲が斬る

豪華メンバーとの 力関係

1番人気濃厚のキタサンブラックをどう評価すべきか?結論から言えば「積極買いは禁物」。正直、宝塚記念(9着)の敗因がつかめない。阪神2200mは快勝した大阪杯からスタート地点を200m下げただけ。戦前は「道悪割り引き」と評価を下げたが、勝ったサトノクラウンは2分11秒4。時計レベルは限りなく良に近い稍重だった。万が一、蓄積疲労だとすると状況は単純ではない。過去10年、前走で馬券圏内(3着以内)に絡まなかった馬の優勝は2012年エイシンフラッシュ(毎日王冠9着)だけ。ただ、好材料も。逃げ切った昨秋ジャパンCと似た「馬場状況」になる可能性もあるからだ。当時は前週(東京スポーツ杯2歳Sが典型)が道悪で中〜外を各馬が通って傷み、ジャパンC週は外差しが利きにくくなっていた。今週からBコース変更とはいえ、豪雨の影響で先週は各馬が通った中〜外は相当傷んだ。スパッと差せる馬場になるか微妙な状況は、キタサンブラックには追い風か。

前走上位着順馬が断然強い秋天の傾向。前走1着のサトノクラウン、リアルスティールは当然高評価。同2着のサトノアラジン、ステファノスも同様。人気の盲点は札幌記念1着のサクラアンプルール(2005年ヘヴンリーロマンス、2011年トーセンジョーダンが同パターン)。週末天気が再び崩れると、混迷度は増してくる。

倉本 匠馬 展開予想のスペシャリストが考える

勝つための ポジショニングとは

今週からBコースに替わり、先週の不良馬場で傷んだ内側は幾分避けることが出来るはず。ただし、近年の傾向を見ても天皇賞(秋)は外伸び傾向にあり、直線で内を突いた馬にとっては絶望的な状態。理想は外目先行から内を避けての押し切りで、昨年のモーリスのようなレースがまさしく完璧なレース運び。そのVポジションを取った馬が最も勝ちに近づく可能性が高い。

(注)Vポジションとは、昨年の傾向や先週のレースを踏まえ『展開や馬場、コース、メンバーを加味した上で勝利に近づく可能性が高いポジション』のことです。

今年の天皇賞(秋)はどうだろうか。明確な逃げ馬が1頭おり、大阪杯同様に前に馬を置かせた2.3番手からの競馬はキタサンブラックにとって最高の展開。マイペースに落とす逃げが得意なロードヴァンドールであれば、ペースも落ちるだろう。もし、キタサンブラックが外枠を引けば武豊騎手に導かれ、スローペースの2.3番手と格好のVポジションからの競馬が可能。枠が外か内か。これが武豊騎手にとって非常に重要なポイントとなるはずだ。

岡村 信将 過去10年の上がり3ハロンを分析!

過去好走馬との 共通点はあるか

天皇賞(秋)の過去10年と、それ以前を見比べて最も目立つのは、“上がり3ハロンタイム”の高速化だと思われる。以前は“36秒台がデフォルト”だった上がりが、近年は一気に34秒台になってきたのだ。平均35秒台の馬が活躍していた2005年以前にくらべて、過去10年ほどは“平均34秒台”の馬がズラリ。2011年や2012年のように、レース自体の上がりが35秒台、36秒台になろうとも、勝ち馬は(天皇賞(秋)以前のレースを)34秒ソコソコで上がってきていた馬たちなのだ。

たとえば2016年の天皇賞(秋)は1番人気が1着だったので配当は跳ねなかったのだが、6番人気や7番人気も含め、天皇賞(秋)以前のレースを34秒ソコソコであがってきていた馬たちが1〜4着までを独占。速ければ良いというわけではないのだが、この数値が34秒5を超える馬は、現代の天皇賞(秋)には向かないのではないか。

現在の基準値は2012年エイシンフラッシュの34秒4程度で、それをクリアする出走馬は(2016年と同じ)6頭程度。そしてキタサンブラックの数値は、その基準を大きく超える34秒8であることを追記しておく。2017年天皇賞(秋)出走全馬の“1〜3着時の平均上がりタイム”を含めた最終決断をぜひご覧いただきたい。

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